Twitterやめたい人のブログ

無遅刻無欠席フル単は夢のまた夢

わたしは諦めた。諦めたというか、そうではないものと見なした。

女の子でいること。女の子に世の中が期待すること。にこにこしていて、力が弱くて、穢れがなくて真っ直ぐで。

そんなこと期待してくれなくていいのに、おちんちんがついていないばっかりに、透き通った声に華奢な手指にさらりとなびく髪の毛の記号がわたしについてまわる。

いらないな、と思った。そのどれもがわたしをつくるアイデンティティにはならない。いらない。

19歳か20歳の頃に、女の子じゃないし女子じゃない、わたしは女だと思い込んだ。女の子の記号を拒絶した。

 

どうやら人間、期待している事項を満たさない人物に対して不満が生まれるらしい。整合性のなさを感じるのか、はたまたリズムが狂わされるのか知らないけれど。

悪いけど知ったこっちゃない。御免だよ。女の子の鎧を勝手に剥ぎ取ったわたしは、学生時代は幾分生きやすくなったように感じた。

 

今度は若い女の記号が邪魔する。もううんざりしてくる。

落ち着き払って煙草をふかしている姿はどうやら歓迎されないらしい。

 

わたしもあんたらになんにもハナから期待なんかしてないから、同じ様にしてよと思うけど、全くwin-winじゃない攻防戦は続いていくみたいね。

 

今度の鎧は簡単に脱げるもんじゃない。齢を聞かれたら、30歳ですと答えようか。慰めくらいにはなるのかもしれない。